株式会社恒和

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シート防水とは?

シート防水とは、その名の通りシートを張ることで防水する方法です。基本的には厚さ1〜2.5mmのシート1枚で防水層を形成できます。シート材はさまざまな性質の材料が開発されていて、状況に応じた選択をすることができます。その施工の簡便さや価格面から、屋上の防水によく用いられます。

メリット

・伸縮性のあるシートを用いるため、地震の時にも建物本体の動きに柔軟に追従し、防水層が切れにくくなっています。
・シート1枚で防水層と露出仕上げを兼ね、施工の簡便さに加えて工期の短縮にもなります。
・他の防水工法と比較して、コストパフォーマンスに優れています。
・シートは工場の検査を通過した既製品のため、安定した防水性能が期待できます。

デメリット

・シートとシートの継ぎ目が防水上の弱点になりやすいです。一定の施工技術が求められます。
・複雑な形状の下地には、シートの継ぎ目がたくさんできてしまうため不向きです。
・接着材で下地に張るため、接着が悪いと「ふくれ」が発生してしまいますので、ある程度広く平坦な下地が要求されます。
・シート自体の耐久性はありますが、他の防水材と比べると破れやすいので、定期的な点検や状態に応じたメンテナンスが必要です。

シート防水材料の種類

シート材は原材料の種類により5つに大別され、それぞれに特性が異なる防水層が形成されます。現状では、加硫ゴム系、塩化ビニル樹脂系が一般的なシート防水としてよく施工されています。

加硫ゴム系

「加硫」とはゴムに弾性を与えるために硫黄等を加えることで、一般的にゴムと言えば加硫ゴムです。弾性のあるゴムシートを防水材として使用します。安価ですが強度は比較的弱く、人の歩行がある場所には不向きです。また、鳥のついばみ程度で傷付く恐れがあります。

非加硫ゴム系

「加硫」を行なっていないゴムのことです。加硫ゴムとの大きな違いは、可塑性(=引っ張った時に伸びたまま元に戻らない性質)があることです。これにより建物本体の変形にも対応できます。コンクリート下地の屋上等の防水に向いています。加硫ゴム系シートと比べ、接着性や施工性に優れますが、耐候性と耐熱性に劣ります。一方で加硫ゴム系シート同様、人の歩行がある場所には不向きです。

塩化ビニル樹脂系

材料の塩化ビニル樹脂は自己消火性があり、燃え広がらない素材として知られています。ゴム系シートに比べ、強度や耐久性に優れ、人の歩行がある場所にも施工できますが、反面、柔軟性は劣ります。また、シート同士は熱で溶かして接着することが可能で、一体化した防水層が形成されます。

エチレン酢酸ビニル樹脂系

エチレン酢酸ビニル樹脂はEVAとも呼ばれ、さまざまな分野で用いられている樹脂材料です。防水シートに表面には極細な起毛加工が施され、接着力を高めています。特長としては、セメント系の接着剤を使用するため、シートとセメントの複合的な防水効果が期待できます。また、湿った下地にも施工できますので、天候にあまり左右されず工期の短縮を図れます。

熱可塑性エストラマー系

熱可塑性エストラマーは、常温下ではゴムのような弾力的、高温下では軟らかく可塑的という、ゴムとプラスチックの中間的な性質を持っている素材です。また、人体に影響の無い含有物質、容易にリサイクル可能であるなど、環境に配慮した素材で近年注目を集めています。

シート防水の工法

シート防水には3つの工法があります。

機械的固定工法

接着剤を使わず金具で下地に固定する工法です。シート防水の中で最もポピュラーな工法で、施工の容易さが特長です。下地との間に緩衝材を入れるので、下地の影響を受けにくく改修工事にも向いています。一方、強度が出にくいため、人の歩行がある場所には不向きです。

接着工法

下地とシート裏面に均一に接着剤を塗って張り付ける工法です。接着性を良くするためプライマーという下地材をあらかじめ塗布しておきます。施工後は人の歩行が可能です。

密着工法(湿式工法)

エチレン酢酸ビニル樹脂系にのみ適用される工法です。下地の乾燥を待たずに施工でききるのが特長です。

シート防水の改修事例

改修前

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既存防水は加流ゴム系のシート防水です。老朽化が激しく、部分的に漏水もしている状態です。

改修後

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漏水が疑われる部分を補修した上で、既存防水にかぶせて改修。シート材は塩化ビニル樹脂系に変更し、機械式固定工法を採用しています。

防水工事

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